2016年7月29日金曜日

【小さな絵本ワークショップのお知らせ】

 ここ最近、手作り製本の方法を応用して、自分だけのオリジナル絵本を作るワークショップを開催しています。製本の方法を覚えるだけではありません。6〜12ページぐらいのジャバラの本文に、好きな絵と物語を描いて「作品」を仕上げるワークショップです。
 絵を描くのはちょっとハードルが高いな、という方には、色紙を好きな形に切って貼ったり、木や葉っぱ、妖精、花、生き物などのシンプルな素材を切って貼り付けてもらいます。
 どちらの方法でも、オリジナルの絵本ができます。素材を使っても、レイアウト次第では絵を描くことにかなり近い作業になります。言葉を加えればちょっとした物語にもなります。本文ができたら、上製本と変わらない装丁のやり方で、表紙、裏表紙を作り、「作品」として完成させます。ここが重要なポイントです。書きっぱなしではなく、1冊の「本」を完成させるところまで持って行きます。
 大事なことは、手を動かして、描いたり切ったり貼ったりすること。「シールはNG。ハサミで切って糊を付けて貼る。あまりにも出来あがっている既存の素材は使わない」という枠は考えたのですが、実際にやってみたら、誰もそんなものを使いたがらないことが分かり全ては杞憂に終わりました(笑)1冊の本の中に、思う存分、好きなモノを描いてみてください。宝物の1冊ができあがりますよ。(なかひら まい)
  次回のワークショップは、和歌山市で行います。装丁用の紙素材や本文の素材を増やし、グレードアップする予定です!
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【小さな絵本ワークショップ@和歌山】
日時:2016年8月21日(日)13:00〜夕方
(お好きな時間にいらしてください)
場所:なぐさファーム近辺
(お申し込みの方に詳しい場所をお知らせします)
会費:未定(近々発表)
お申し込み:なかひらのFBメール、なぐさファーム
※定員7〜8人。
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作例。フエルトを使ってみました。

作例の本文。折り紙を切って貼っただけでもこんな作品が作れます。

作例。こんなふうにリボンを付けることもできるのですが、本文の絵描き制作に夢中でここまでたどり着いた人は未だにいません(笑)

ワークショップ風景。2016年4月、なぐさファームにて。みんな制作に没頭しています。
切って貼るタイプ。誰でもできます。

描いても、切って貼っても、みなさん素敵な作品に仕上げています。

2016年7月17日日曜日

【小さな絵本 出展販売のお知らせ】

7月20日より、東京・代官山のアートラッシュ『海に住むもの達 展』にて、描き下ろしの新作絵画とともに、小さな絵本を展示販売させていただきます。小さな絵本の販売は会期中のみです。
手作りなので、相変わらず少しずつしか作れません。この機会にぜひ!
アートラッシュ企画展Vol.258
『海に住むもの達 』展
2016年7月20日(水)~8月1日(月)
営業時間:
水・木・金・土
AM11:00~PM7:00
月・日・祭日
AM11:00~PM6:00
定休日:火曜日 (入場無料)
=参加作家=
牧瀬茜(絵画)
高田美苗(絵画・造形)
原政人(造形)
もきゅん(造形)
ささきりえ(金属造形)
Bird Deco(造形)
清葉(切り絵)
なかひらまい(絵画)
八代繁広(遊木造形)
H@L(絵画)
〒150-0021
東京都渋谷区恵比寿西2-14-10
トゥワォン代官山103
tel 3770-6786
fax 3770-6786




2016年7月4日月曜日

【小さな絵本シリーズ紹介】

 これから1冊ずつ、制作年代順に、絵本をご紹介していこうと思います。
 1作目は、『蝶とストロベリー・ナイト・パーティ』です。
 この絵本を作りはじめたきっかけは、2011年6月、代官山の老舗ギャラリー「アートラッシュ」で初めて『Tシャツ展』に参加した時のこと。物語のないところからTシャツのデザインをするのが難しく、どうしたものかと考えるうち、ハンドペイントのTシャツに小さな絵本をタグのように付けるアイデアを思いつきました。A7サイズ(幅7.4mm×天地10.5mm)のミニ絵本というスタイルも、Tシャツのおまけという発想から生まれたものでした。おかげで、Tシャツのイラストは絵本の挿絵の延長でスッと描けました。絵本は、当時は実験的に家庭用のプリンターで制作しましたが、想像以上に完成度が高く仕上がり、絵本がおまけのはずが逆にTシャツが絵本のおまけのようになってしまいました。これは思わぬ展開でした。これ以降、Tシャツはなくなり絵本を制作するようになりました。
 ひょんなことから、短い物語と挿絵をふんだんに挿入したミニサイズの絵本が誕生したというわけ。
1)『蝶とストロベリィ・ナイト・パーティ』2011年6月刊行
物語:「もう、このあたりの花は見飽きてしまった。どこか遠くへ出かけよう」蝶がいつもの花畑を離れて深い森へ飛んで行くと、美しい木の女王に出会いました。蝶は、女王の髪に止まって、森のパーティに向かいます。蝶とともに移りゆく季節の物語。








●小さな絵本公式FB
●小さな絵本公式ウェブサイト

2016年7月1日金曜日

【追加納品情報】

 品切れていた『黒猫レモン』、『夕陽の中の黒い人』(最新作)他3作を、早稲田ドラード・ギャラリーに追加納品しました。素敵なギャラリーです。お近くにお寄りの際は、ぜひ遊びに行ってくださいね。
●ドラードギャラリー・バロック(東京都早稲田)
 http://baroque.oldtimes.jp


【お取扱店情報】

 和歌山市の「パティセリエ みょうらく」さんにお邪魔してきました。可愛らしくディスプレイしていただき、とても嬉しいです。ケーキとお菓子も絶品です。ケーキを注文して隣の「もくれん珈琲」でコーヒーと一緒にいただくこともできます。「なぐさファーム」のジャムもお取扱中です。お近くの方は是非!

●パティセリエ みょうらく(和歌山市島崎町 じゃんじゃん横丁内)

 https://www.facebook.com/パテセリエ-みょうらく-233315286869143/




【小さな絵本・お取扱店】


 小さな絵本は、以下の店舗、アートラッシュ企画展の参加の際、展覧会の会期中、各イベント会場などで販売させていただいています。

●ドラードギャラリー・バロック(東京都早稲田)
 jphttp://baroque.oldtimes.jp
●なぐさファーム(和歌山市紀三井寺)
 lhttp://ameblo.jp/nagusafarm/entry-11918659702.html
●パティセリエ みょうらく(和歌山市島崎町 じゃんじゃん横丁内)
 https://www.facebook.com/パテセリエ-みょうらく-233315286869143/
●ヨガハウス ルマサヤ(和歌山県田辺市)


【小さな絵本シリーズとは】

 「子ども向け」「大人向け」「読み聞かせ用」など、ステレオタイプなルールに縛られず、自由に絵物語を表現してみようという思いで作りはじめた、A7サイズのジャバラ方式のミニ絵本です。
 絵本といっても子ども向けでもなく、不思議さや不気味さもたっぷりで、合理的には理解不能な世界かもしれません。そんな物語の中に、無意識の中にある目に見えない何かが少しでも表現できたならと思います。どれも2000〜3000文字ほどのショートストーリーに絵をつけた小作品です。
 不思議な世界を楽しんでいただければ幸いです。

なかひら まい(作者)


ブログ「金の枝」・小さな絵本紹介
http://nakahiramai.blogspot.jp/2012/09/01.html